モーションリグに最適なのは、軽量で剛性が高く、フレームにボルトでしっかり固定できる固定式バックレストのバケットシートです。モーションシステムはリグ全体を動かすため、シート重量のわずかな違いや取り付け部の小さなガタも、体に伝わる感覚を変えます。リクライニングシートも使えますが、ヒンジ部分に生じるわずかな動きによって、モーションの感触がぼやけます。動くリグでは体のずれをすべて感じるため、体形に合い、体をしっかり保持するシートを選びましょう。
ここからは、モーションでシートが重要になる理由、購入前の確認ポイント、そして2026年のモーション構成に適したSIMGASMのシートを紹介します。
モーションリグでシートがこれほど重要なのはなぜ?
固定式リグではシートは体を支えるだけですが、モーションリグではあらゆる動きを体に伝える役割も担います。
シートはモーションと体をつなぐ接点
モーションアクチュエーターはフレームを持ち上げ、傾け、下げます。その動きは、ステアリングホイールやペダルよりも、はるかに強くシートを通して体に伝わります。シートがたわんだりぐらついたりすると、動きの一部が失われたり、遅れて伝わったりします。頑丈なブラケットに高剛性のシートを取り付けることで、動きを鋭く明確に感じ取れます。
シートの重量も積載荷重に含まれる
どのアクチュエーターシステムにも最大荷重があります。SIMGASMが販売するMOZA HMA150のプラットフォーム最大積載荷重は350 kgです。この数値には、ドライバー、シート、ホイールベース、ペダル、モニターマウント、フレームのすべてが含まれます。シートが軽いほど他の機材に使える荷重の余裕が増え、アクチュエーターも素早く反応できます。
モーション用シートを選ぶときのポイントは?
動くリグでシートが十分に機能するかどうかは、4つのポイントで決まります。
固定式バックレスト
固定式バックレストのシートにはヒンジがないため、フレームと一体になって動きます。リクライニング機構には必ず多少のガタがあり、モーションではそれをわずかな遅れや衝撃として感じます。AtlasシリーズやCoreバケットシートのような固定式バックレストのシートなら、これを避けられます。

SIMGASM | Atlas シムレーシングシート Formula - ブラック
体にしっかりフィットすること
固定式リグでは、腰回りに少し余裕があっても気になりません。しかしモーションでは、ロールするたびにその隙間へ体がずれ、動きの感触が曖昧になります。サイドサポートがしっかりしたシートを選びましょう。シェルによる体の支え方の違いについては、SparcoとSIMGASMのシート比較をご覧ください。
剛性の高い取り付け
サイドマウント式バケットシートには、頑丈なブラケットが必要です。シートスライダーは両方のレールでロックできなければなりません。SIMGASMのデュアルロック式シートスライダーセットは、補強レールと4個の溶接済み取り付けナットを備え、締め付け中もボルトの位置がずれません。モーションを使って数回走行したら、シートのすべてのボルトを再点検してください。
ハプティクス機器とベルトの取り付けスペース
モーション構成では、バスシェーカーやベルトテンショナーを追加することもよくあります。Atlasのシェルにはバスシェーカー用の取り付け穴があらかじめ設けられているため、すっきりと取り付けられます。ベルトを使う場合は、購入前にハーネスの通し方を確認しましょう。
モーションではGTポジションとフォーミュラポジションのどちらを選ぶ?
着座姿勢によってモーションの感じ方は変わるため、運転する車に合わせましょう。
上体を起こしたGTポジション
上体を起こして座るシートでは、上半身が回転中心より高い位置にくるため、ブレーキングや加速時のピッチを非常にはっきりと感じられます。GT、ツーリングカー、耐久レースに適しています。

SIMGASM | Core バケットレーシングシート - ブラック
低いフォーミュラポジション
低く寝かせた姿勢のシートでは、体がフレームに近くなり、一体感のあるダイレクトな感触が得られます。創業者のJohan Akkermanは、自宅でSIMGASM SportコックピットにFormula Atlasシート、VR、モーションを組み合わせてレースを楽しんでいます。特に1960年代と1970年代のFormula 1マシンを好んでおり、この構成は長年のテストから生まれたものです。特許取得済みのAtlasは、同じベースで上部セクションをGTとFormulaに切り替えられるため、1台のシートで両方に対応できます。FIA公認シートのガイドでは、認証ラベルよりもフィット感が重要な理由を解説しています。
モーション用シートにはどんなリグとブラケットが必要?
優れたシートの性能を活かすには、フレームとアクチュエーターマウントにも同等の剛性が必要です。
アクチュエーターに対応したプロファイルフレーム
HMA150は、ストローク150 mm、最大速度300 mm/s、上下動プラスマイナス75 mmのアクチュエーターを4基使用します。レーシングシミュレーター用コックピットのコレクションに掲載されているSIMGASMの全ラインアップ、C40、C80、C120、C160に対応しています。アクチュエーターの取り付け用に、SIMGASMは厚さ6 mmの炭素鋼を使用し、ブラケットごとに4か所のボルト固定ポイントを備えた汎用モーションアクチュエーターブラケットセットを設計しました。
すべてのパーツを組み合わせてテスト
SIMGASMは、すべての製品を単体のパーツとしてではなく、完成したシミュレーターの一部としてテストしています。シート、フレーム、アクチュエーターが1つのシステムとして機能するモーションでは、これが特に重要です。ラインアップのすべてのフォーミュラ用シムレーシングシートとGTシート、またはすべてのモーション機器をご覧ください。

SIMGASM | シムレーシングシート Atlas Gran Turismo - ブラック
モーションリグのシートに関する質問
モーションを導入する前にドライバーからよく寄せられる質問に、簡潔にお答えします。
モーションリグでリクライニングシートは使えますか?
はい。ただし、固定式バックレストのシートにはガタのあるヒンジがないため、動きがより明確に伝わります。
モーション用シートの重量はどこまで許容されますか?
ご自身の体重、シート、すべての機材の重量を合計し、システムの積載荷重に対して十分な余裕を確保してください。HMA150に記載されている最大積載荷重は350 kgです。
モーションには専用ブラケットが必要ですか?
頑丈なシートブラケットと専用のアクチュエーターブラケットセットを使用してください。SIMGASMのリグでは、汎用モーションアクチュエーターブラケットセットがHobby、Club、Sport、Proに対応しています。
Atlasシートはモーションに適していますか?
はい。固定式バックレストとサイドマウントを採用し、バスシェーカー用の取り付け穴を備えたシートで、創業者自身もモーション環境で使用してレースを楽しんでいます。
もっと詳しく知りたい方は、SIMGASMの専門スタッフが喜んでお手伝いします。